ピコちゃんとの思い出②〜バレずに鳥飼い大作戦〜

【文鳥ピコちゃんとの日々】
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前回までのあらすじ

鳥好きの家系に生まれた私は、その鳥好き遺伝子の存在を忘れ研究に明け暮れていた。

精神的に疲労した私は、ある日気分転換に公園へ。

そこには、たくさんのスズメちゃんたちが砂浴びをしているという天国のような光景があった、、!

かくして代々伝わる鳥好き遺伝子が呼び起こされた私は、ペット禁止のマンションで鳥さんを飼う作戦を立てるのだった。。

バレずに鳥飼い大作戦〜計画編〜

「私は鳥が好きだ。猛烈に。」

公園のスズメちゃんたちにそう気付かれた私は、頭は鳥のことでいっぱいになってしまっていた。

その時の私が脳内メーカーをしていたなら、「鳥」だけで埋め尽くされていたことだろう。

そして思考は次の段階へと移行する。

「鳥さんを飼いたいッッッ!!」

しかし私が住むマンションはペット禁止。。

普通の人なら諦めてしまうところだが、何を隠そう私は鳥好きエリート
即効でマンションの規約を破る方向で思考を進めていたのだった。

そして私はまず、鳥さんの飼育がバレるシナリオを考えた。思いついたのは以下の通りである。

  1. マンションの住民や管理人に鳥さんを目撃されてバレる。
  2. 鳴き声でバレる。
  3. 鳥さん関連のゴミでバレる。
  4. 鳥さん関連の購入物を見られてバレる。

さぁ、どうしたものか。コキッ(首を鳴らす音)

バレずに鳥飼い大作戦〜鳥さんの種類の決定〜

さて、バレるシナリオは一通り網羅できた。

あとはそれぞれのシナリオに対して対策を考えて行けば良い。

3.4に関しては簡単に対処できるだろう。鳥の餌の袋などは一目でわかるように写真などが書かれていることが想定される。ゴミ捨ての際は、カモフラージュとして不透明の袋に詰めさえすれば良い。購入品に関しては、基本的にAmazonなどでネット購入すればいいだけの話だ

問題なのは1と2だ

1に関して。鳥さんをネットで購入して家に届けてもらう、なんてことはできない。必ず家に運び入れる必要がある。しかし、私が住むマンションは40世帯以上が住む。日中〜夜中含めかなりの人の出入りがあり、さらに新入りの管理人は暇があればマンション中を掃除するタイプの真面目人間。。

購入当日や、外に連れ出す必要がある日はこの恐ろしい監視ヒューマンネットワークの網目を縫って迅速に運搬することが必要だ。賄賂によって管理人を買収することも考えたが、失敗した時のリスクが大きい。ましてや彼は真面目人間なので、プランからは除外した。

2の鳴き声問題に関して。これはかなり重要な問題である。いかに防音クッションなどを壁に取り付けようと、常に密閉しているわけにはいかない。窓を開けた際にバレてしまうのがオチである。そのためこの問題に対しては、原因物そのものの選択、つまり飼う鳥さんの種類の選択が最も重要となるのだ

この時、昔に動画を見ていたことのあったキバタンやシロハラインコといった陽気おもしろ大きめインコちゃん達は諦めることになったのだった。(涙)

さて、鳴き声の小さい鳥として調べた結果「マメルリハ、サザナミインコ、文鳥」などが適当だと思われた。

同じ鳥好き遺伝子をもち、既にこの計画に乗っかっていた母に相談したところ、体の大きさや性格、家のスペースなどと相談して文鳥さんがいいんじゃないか、ということになった。

さて、そうと決まればあとは計画を立てて実行するのみ、、と言いたいところだが重要なミッションがある。それは家族の承認を得ること。。

動物好きの姉は問題ないとして、問題は父親である。父親とは仲がよくフランクに話せる間柄ではあるが、今期はマンションの理事会長を務めている。理事会長のいる世帯として、マンションの規約を破ることは、面目を守る上であってはならないことだろう。さ〜てどうしたものか。

そんなことを考えていると、仕事を終えた父が帰ってきた。

ドクンドクン、、心臓の鼓動が早まっているのが分かった。

無理だと言われたらショックすぎる。。。
いやもうそれは諦めるしかないか!もうどうにでもなれ!!!!!

決心を決めた私は、勇気を出して文鳥を買いたいという想いと、マンションの規約の問題、どうしたらバレないかを事細かにプレゼンした。(大学院でのプレゼンがここで活きるとは思わなかった)

すると父から衝撃の返答がッッ!!

次回へ続く。。

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