前回までのあらすじ
鳥好き遺伝子を持っていることに気づいた私は、頭の中が鳥さんでいっぱいになってしまっていた。
そこで私はペット禁止のマンションにおいて、禁断のバレずに鳥飼い大作戦を計画することに。
マンションの理事会長を務める父親に鳥さんへの愛をふんだんに詰め込んだ計画内容を伝えると、衝撃の返答が!!
父親からのまさかの返答
これまでの人生でここまで熱い思いを持ってプレゼンをしたことはあっただろうか。
私は、文鳥さんを飼いたいという思いを練りに練った計画とともに父親に伝えた。
すると、父親は端的にこういった。
「お〜まじか、いいんじゃない?」
、、、、!?!?!?!?
私の鳥への愛が存分に伝わったのか!?、、、いやそれにしては淡白すぎる。
もしや理事会長という職務に嫌気がさして何も考えられなくなってしまったのか!?
逆になんだか心配になってしまった私は、「え、このマンションってペット禁止だけどいいの?」と尋ねた。
すると父親はゴソゴソと何かを引っ張り出し、脇に抱えてリビングへと戻ってきた。それはマンションの管理規約の冊子だった。
そして、ペット飼育に関する規約の文を指でなぞりながら読んでいった。
「本マンションにおいて、犬や猫などのペットの飼育は禁ずる。
しかし、観賞用の魚や鳥に関しては、これの例外とする。」
なんてこったッッッッ!!!!おぉ〜い!いいんかーい!!!!!!!
今までの計画の時間ははなんだったんや!!ええけど!結果ええけど!!
こうして私は、堂々と鳥さんをお迎えする権利を獲得した(いや最初からもってた)のだった。
しかし、今思い返すと、冊子を小脇に抱えて戻ってきた父親はアルマゲドンの帰還シーンのようだったな。。父さん。ありがとう。。
さあお迎えの準備だッ!
鳥さんを飼っていい。なんの罪悪感もなしに。
こんな幸せなことがあるだろうか。鳥さん飼育許可を得た私は、口角が常に浮いたままのちょいヤバめ男子と化していた。
「楽しい時って、いつの間にか歌ってるよね〜!
鳥のさえずりと一緒だね!!!ハハ!!!」
などという、今思えば家庭内迷惑防止条例違反で捕まってもおかしくないような激イタ発言も飛び出していた。
私は、そんな幸せルンルン気分で文鳥さんを買えそうなペットショップを検索した。
すると、ここに来て更なるピンチが。。
文鳥さん売り切ればっかりじゃん。。。
次回へ続く。。。
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